新潟県の日本酒、山梨県のワイン、鹿児島県の焼酎について、各県の3国立大学の関係者が研究成果を発表する「日本の酒シンポジウム」が25日、新潟市西区の新潟大で開かれた=写真=。酒を大学の授業に取り入れるなど、それぞれの活動について意見を交わした。

 シンポは、新潟大日本酒学センター(新潟市西区)が、山梨大ワイン科学研究センター(甲府市)、鹿児島大焼酎・発酵学教育研究センター(鹿児島市)と9月に連携協定を結んだことを受けて開催。オンラインを含め約280人が参加した。

 新潟大は、来春から大学院で日本酒学プログラムを開講することや、国内最大級の日本酒飲み比べイベント「新潟酒の陣」の経済波及効果について紹介した。

 山梨大は、海外研究者との連携状況や、ワイン造りで近年増えている野生酵母による自然発酵の仕組みについて説明。鹿児島大は、サツマイモの栽培から焼酎の醸造までを経験する大学独自の取り組みや、焼酎の酒質と原料の関係を発表した。

 新潟大の鈴木一史センター長は「各大学とも研究対象が醸造のみでなく、文化、経済など幅広い。今後も連携し、新たな活動を展開したい」と述べた。