REBIRTH佐渡ワーケーションプレイスを見学する関係者=佐渡市吾潟
REBIRTH佐渡ワーケーションプレイスを見学する関係者=佐渡市吾潟

 起業や事業拡大の拠点となるインキュベーションセンターとして、首都圏の企業などが入居する「REBIRTH佐渡ワーケーションプレイス」が、新潟県佐渡市吾潟の加茂湖畔に開業した。トレーラーハウス4台に県内外8社の入居が決まっており、眺望にも恵まれて好評という。「満席」になったため、来年度はトレーラーを2台増設する予定だ。

 施設は「リバース佐渡」(吾潟)が管理、運営する。島内に拠点を置く経営者らによる任意団体「NEXT佐渡」が、島外の企業誘致や起業を支援する活動を強化するため設立した。

 加茂湖畔の約2千平方メートルの敷地に、9メートル×2・4メートルのトレーラーハウスを設置。2台が1社ずつで、1台がデスク単位での貸し出し。もう1台はミーティングや休憩ができる共有スペースになる。首都圏に本社を置くITベンチャーなど8社が入る。

 23日の内覧会では、入居する企業や関係者が見学した。ポイントアプリなどを手掛ける「mint」(東京)は子会社がデスクを借りる。「mint」代表の田村健太郎さん(35)は「施設は思った以上にしっかりしている。眺めも良く、ここで仕事をしたらアイデアが浮かびそうだ」と期待を寄せた。

 市内には同所を含めて民間のインキュベーションセンターが3カ所あり、市も河原田本町に設置を進める。企業が拠点を設ける際に課題となる物件の確保を支援することで、移住や雇用拡大を促進する狙いだ。

 同日には、市内で起業した企業などが成果や課題を発表するイベントが、あいぽーと佐渡(両津夷)で開かれた。

 データ管理センターを設置した不動産仲介業「リライフ」(東京)の社長で、リバース佐渡の代表に就いた鈴木卓人さん(38)は「リフレッシュしながらデスクワークができる場所になる。拠点として成功し、モデルになるような場所になるといい」と語った。