会見する燕市の鈴木力市長=29日
会見する燕市の鈴木力市長=29日

 新潟県燕市立吉田中学校の女子生徒が校舎から転落死した問題で、燕市の鈴木力市長は29日の定例会見で「結果的に尊い命を救えなかったことに、心からおわび申し上げる」と謝罪した。今後の調査や再発防止策については、第三者委員会「市いじめ防止対策等専門委員会」の報告を待つ姿勢を示した。

 女子生徒は9日朝、校庭に倒れているのを発見された。自宅からは「いじめられてた」などと書かれた遺書が見つかっている。燕署は女子生徒が校舎3階のベランダから飛び降り自殺したとみて調べている。25日には問題を調査する第三者委が初会合を開き、本年度中に報告書をまとめる方針を示している。

 鈴木市長は「本当に痛ましく、沈痛の思いだ。生徒の冥福を祈り、遺族にお悔やみ申し上げる」と述べ、再発防止策については「第三者委の調査結果や提案を待ちたい」とした。

 第三者委には「いじめられていたという遺書を残して死に至った状況、原因、理由を明らかにして二度と悲劇が起こらないよう提言をもらいたい」とし、「声なき声を把握するため、一歩踏み込んだ改善策はどうすべきか示してほしい」と要望した。