新潟県聖籠町諏訪山の町民会館で、町内外から寄せられた約70本のクリスマスツリーが飾られている。電飾で彩られたアーチをツリーが囲み、訪れた人が一足早いクリスマス気分を味わっている。
新型コロナウイルスの影響で多くのイベントが中止になる中、明るい気持ちでクリスマスや年越しを迎えてもらおうと、町が昨年度に引き続き企画した。今年はテントの骨組みに電飾をかけてアーチを演出。来館者はアーチをくぐり、写真や動画を撮って楽しんでいる。
25日に点灯式が行われ、カウントダウン後に一斉に電飾が点灯すると、来館者は「わー」と歓声を上げて拍手を送った。せいろう少年少女合唱団は「主は来ませり」「サンタのおじさん」などのクリスマスソング6曲を披露。サンタクロースの赤い帽子をかぶり、身振り手振りを交えて花を添えた。
小学生時代に合唱団に所属していた聖籠中2年の女子生徒(14)は「アーチがイルミネーションのようでかわいい。クリスマスが楽しみになった」と笑顔を見せた。
12月5日までで、開館時間の午後9時半まで点灯している。