【2022/01/17】

 戦後、まだ小規模産地にすぎなかった十日町市の織物業を大きく飛躍させたのは、1959年に登場した「マジョリカお召(めし)」というヒット商品だ。

 染めた糸を織り上げて柄を出す「先染め」ながら、豪華な多色使いを可能にした画期的な織物だった。イタリア産のカラフルな陶器のイメージから名付けられ、戦後復興期のムードに乗って爆発的な人気を呼んだ。62年には産地全体で74億円を売り上げた…

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