新潟県は2日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種について、来年3月までの接種対象者約81万人のうち約30万人が、1、2回目と異なる製品を打つ「交差接種」となる見通しを明らかにした。県民の不安の払拭(ふっしょく)が課題となることから、県は安全性についての情報発信など対応を国に求めている。

 追加接種は、2回目接種完了から8カ月以上経過した人が対象となる。県内では今月3日から医療従事者を対象に始まる。

 県によると、来年3月までに約82万回分のワクチンが県内に供給される。このうち米ファイザー製が約48万回分、米モデルナ製が約34万回分となる。

 同期間の追加接種対象者は95%が1、2回目はファイザー製を接種している。そのため、追加接種でおよそ4割に当たる約30万人がモデルナ製を接種する見通しとなる。

 ただ、国はまだ追加接種におけるモデルナ製の使用を正式に承認していない。一方で、承認を前提にワクチンの供給計画を進めており、追加接種での交差接種については、事実上認めているという段階だ。

 2日に会見した県福祉保健部の松本晴樹部長は「モデルナ製の追加接種の承認が下りたら、国は安全性や効果をしっかり国民に発信してほしい」と求めた。