秋艸道人賞を受賞した吉原徹さんの作品
秋艸道人賞を受賞した吉原徹さんの作品

 會津八一の歌をモチーフにした「第15回秋艸道人(しゅうそうどうじん)賞・写真コンテスト」の入賞者が決まり、最高賞の秋艸道人賞に新潟市東区の吉原徹さん(79)の作品が選ばれた。

 會津八一記念館(新潟市中央区)が主催。県内外から175点の応募があり、入賞7点、入選22点が決まった。

 吉原さんの作品は、八一が法隆寺の夢殿の救世観音を詠み、孤独感を表現した「天地に われひとりゐて 立つごとき このさびしさを 君はほほ笑む」が題材で、尾瀬で朝日が降り注いだ木道を撮影した。

 審査委員長で写真家の淺井愼平さん(84)は「新型ウイルス禍の影響か、物静かな作品が多いように感じた。秋艸道人賞は引いた構図で人間の存在そのものの孤独を表現しているように感じ、印象的だった」と評価した。

 入賞・入選作は會津八一記念館で21日から3月27日まで展示する。