14人の犠牲者の慰霊碑に献花する米田徹市長(手前)=6日、糸魚川市
14人の犠牲者の慰霊碑に献花する米田徹市長(手前)=6日、糸魚川市

 新潟県糸魚川市と長野県小谷村(おたりむら)県境の蒲原沢(がまはらざわ)で14人が亡くなった土石流災害から6日で25年となった。同日、糸魚川市の米田徹市長らが同市大所の慰霊碑に献花して犠牲者を悼み、防災・減災への取り組み強化を誓った。

 土石流災害は1996年12月6日午前10時40分ごろに発生。糸魚川市の女性3人を含む県内外の作業員14人が死亡した。現場では前年に起きた7・11水害で流失した国道148号の新国界(こっかい)橋復旧工事などが行われていた。

 慰霊碑への献花は、毎年、災害発生日に合わせて行われている。冷たい雨が降りしきる中、米田市長や小林正広消防長、地元区長らが碑に花束を手向け、静かに手を合わせた。

 献花後、米田市長は「毎年、この地に立つとあの痛ましい災害を思い起こす。悲劇を繰り返すことがないように、防災や減災への取り組みをより一層強化しなくてはいけないと気が引き締まる」と話した。