新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、新潟県内30市町村のうち新潟市など13市町が、接種日時や会場を自治体が指定する方式に変更することが3日、新潟日報社のまとめで分かった。1回目接種の際に電話予約で混乱したことなどを受け、実施する。

 政府は感染拡大防止のため、3回目接種を推進。原則、2回目完了から8カ月が経過した18歳以上が対象となっている。

 県内では3日、上越市で医療従事者向けの接種がスタート。65歳以上を対象にした一般接種は、長岡市や十日町市などで来年1月に始まる見通しだ。

 ワクチン接種を巡っては、電話がつながりにくいなど混乱した自治体が多かったことから、上越市などが実施していた「指定方式」に変更する。65歳以上が対象で、64歳以下は検討中としている自治体が多い。

 新潟市や長岡市などは65歳以上の集団接種は指定方式で、個別接種は各自予約してもらう。

 村上市は市民の要望を踏まえ、対象者全員を集団、個別ともに指定方式に変更する。事前に意向確認をした上で接種券を送付する。

 燕市は65歳以上の集団、個別接種で指定方式に変更する。担当者は「2回目接種から8カ月以降という目安があるので、日時を指定しても順番の不公平感は出ないだろう」と話す。

 政府は新たな変異株「オミクロン株」への警戒から、接種間隔を6カ月に短縮することを検討しているが、県内の担当者からは「前倒しすると降雪時期に重なり、キャンセルが出ればワクチンを無駄にする懸念がある」などと、慎重な声が相次いだ。