主力米菓「ぱりんこ」の製造過程が見学できる新発田第5工場の「ぱりんぴあ」=新発田市
主力米菓「ぱりんこ」の製造過程が見学できる新発田第5工場の「ぱりんぴあ」=新発田市

 三幸製菓(新潟市北区)は、せんべいの生産ラインが見学できる施設「ぱりんぴあ」をオープンした。見学施設の設置は初めて。主力米菓「ぱりんこ」などの生産能力の向上を図ると同時に、子どもたちに米菓のおいしさや魅力を発信する拠点として活用していく。

 三幸製菓はロングセラーの「ぱりんこ」や「雪の宿」などを手掛け、新潟県内の各小学校から工場見学の依頼が従来多く寄せられていた。そこで、主にぱりんこや揚げ製品などを生産する新発田第5工場の新設に合わせて昨年、見学施設のプロジェクトを始動。施設のデザインや子ども向けの説明の仕方、ワクワク感の演出などについて構想を練ってきた。

 ぱりんぴあには、「ぱりんこのユートピアにしたい」という思いを込めた。新発田第5工場は今秋稼働。延べ床面積は約1万2千平方メートルで売り上げが好調なぱりんこなどのさらなる生産能力の向上につなげる。総事業費は約80億円で、主に焼きや味付け、包装までの工程を担い、割れたり欠けたりしている商品を選別する形状選別機や色彩選別機といった設備も導入している。

 ぱりんぴあは新発田第5工場の1、2階部分に専用スペースを設ける形で併設。子どもたちに興味を持ってもらえるよう、入り口には同社のイメージキャラクターが描かれているほか、米菓に関するクイズも掲示されている。

 シアタールームで米菓の歴史や製造方法を動画で学んだ後、実際に味付けや包装の工程をガラス越しに見ることができる。ツアーは1時間程度で、社会科見学や体験学習の場として事前予約で希望を受け付けている。

 実際に見学した子どもたちからは、せんべいの原料がコメであると知って驚きの声が上がっていた。ぱりんぴあを担当する今井明・管理本部長補佐兼総務部長は「日本の食文化である米菓の魅力を伝えていきたい。子どもたちがワクワクし、ぱりんこに少しでも興味を持ってもらえる施設にしたい」と話した。