新潟大病院敷地内にオープンしたコワーキングスペース「I-DeA」=6日、新潟市中央区
新潟大病院敷地内にオープンしたコワーキングスペース「I-DeA」=6日、新潟市中央区

 新潟大学医歯学総合病院(新潟市中央区)の敷地内に、法人向けの会員制コワーキングスペース「I-DeA(アイデア)」がオープンした。病院と企業がつながることで、医療やヘルスケア分野を中心とした社会課題の解決の場となることを目指す。

 大学病院内にコワーキングスペースを開設する例は全国的にも珍しいという。

 新潟大の単独事業で、事業費は約3億円。旧歯学部付属病院跡地に昨年4月にできた4階建ての施設「ライフイノベーションハブ」の2階部分を使う。延べ床面積は約250平方メートル。セミナー開催用の大型プロジェクターやソファ席、カウンター席のほか、集中して作業するための個室ブースも設けた。

 会員企業は臨床の現場に同行して患者のニーズを直接聞いたり、大学が保有する特許などの知財を活用したりすることもできる。

 6日のオープニングセレモニーでは、新潟大と連携協定を結んでいる県内の企業関係者らを招き、内覧会を行った。新潟大医歯学総合病院の冨田善彦病院長は「大学の保有する知財を最大限活用し、県内のイノベーションに役立ててもらいたい。まずは成功例を一つ作りたい」と意気込んだ。

 会員企業は法人や自治体が対象で今後募集する。年会費は2022年3月まで無料。開館時間は午前6時から午後10時。22年4月以降の年会費など詳細は今後検討する。