原田泰造さん(右)と竹下昌男監督(左)らに囲まれる「おいで」=2017年、新潟市中央区
原田泰造さん(右)と竹下昌男監督(左)らに囲まれる「おいで」=2017年、新潟市中央区

 新潟県を舞台にした映画「ミッドナイト・バス」に出演したメスの柴犬「おいで」が5日、子宮蓄膿(ちくのう)症のため死んだ。14歳。関係者から悲しみの声が上がっている。

 映画は、深夜バスの運転手の男性(原田泰造さん)を主人公に家族の絆を描いた作品。「おいで」は主人公の恋人(小西真奈美さん)の愛犬役を演じ、新潟市西蒲区のワイナリー「カーブドッチ」で撮影した映画のエンディングなどに登場した。

 飼い主の関根守和さん(70)=新潟市中央区=が営む飲食店で看板犬をしていたところ、偶然訪れた竹下昌男監督の目にとまり、出演が決まったという。竹下監督は「おいでの視線の先にはいつも関根さんがいた。あのけなげなまなざしには愛があふれていた」と振り返る。

 関根さんは「人間は皆友達だと思っているような犬で、多くの人から愛されていた。映画のおかげで元気な姿をいつまでも見ていられる」と語った。主演の原田さんは「撮影の時、とっても良かったよ。ゆっくり休んでね。ありがとう」とコメントした。