関川村役場
関川村役場

 政府の経済対策で18歳以下の子どもへの現金とクーポン計10万円相当の給付について、新潟県関川村は9日、10万円を一括して現金で支給する方針を明らかにした。岸田文雄首相が8日の衆院本会議での代表質問で、クーポン分について「地方の実情に応じて現金での対応も可能とする」と表明したことを受けて決めた。

 村は9日に開かれた12月定例会初日の村議会に、村内の対象者610人分に現金10万円を一括給付する事業費6216万円を含む一般会計補正予算案を提案した。同村議会は同日、全会一致で可決した。

 同村は当初、現金5万円を先行給付する事業費3166万円のみを計上した補正予算案の提出を予定していた。首相発言を受け、残りの5万円分の現金給付費用3050万円を盛り込んだ、別の補正予算案も急きょ追加した。

 10万円の現金一括支給について、村側は議会で「(首相の)発言があったことを受け、村ではクーポンより現金支給がよいと判断した。いつでも給付できるように準備したい」と説明した。国から全額現金給付が認められれば、実施する。

 加藤弘村長は村議会後の取材に対し、「村にはクーポンが使える商店自体が少なく、現金一括の方が喜ばれる。経費や手間を省くこともできる」と話した。