署名した人にパンフレットを手渡す曽我ひとみさん=11日、佐渡市
署名した人にパンフレットを手渡す曽我ひとみさん=11日、佐渡市

 北朝鮮による拉致被害者で新潟県佐渡市の曽我ひとみさん(62)が11日、同市の佐渡汽船両津港ターミナルで、母ミヨシさん=失踪当時(46)=らの早期救出を求める署名活動を行った。28日で90歳になる母ミヨシさんについて「43年間一度も母の誕生日を一緒に祝っていない。いらいらがマックスに達してしまうくらい本当に寂しい」と、切なさを吐露した。

 署名活動は、10~16日の北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせ「曽我さん母娘を救う会」と同市が主催。同会メンバーらが船の乗降客らに署名を呼び掛け、340筆を集めた。

 今年最後の活動にあたり、曽我さんは「毎年、今年こそはと願い、こんなに長い時間が過ぎた。もう待てない」と訴えた。岸田文雄首相に対しては「これまで以上に自分のこととして考えてほしい」と、日朝首脳会談の早期実現を求めた。