地物野菜やアロニアを使った給食(五泉南小提供)
地物野菜やアロニアを使った給食(五泉南小提供)
栄養教諭の佐久間卓恵さん(左)と調理員の鈴木美千代さん=五泉南小

 新潟県五泉市駅前2の五泉南小学校の栄養教諭、佐久間卓恵さん(39)の考案した給食献立が、地元食材を生かした給食の栄養バランスなどを競う「全国学校給食甲子園」で優秀賞に選ばれた。メニューはサトイモなどが入った汁物やレンコンを用いたサラダのほか、果実「アロニア」も活用した。佐久間教諭は「子どもたちや生産者の方など、たくさんの協力のおかげです」と受賞を喜んだ。

 食育の啓発や地産地消の推進を図ろうと、NPO法人「21世紀構想研究会」(東京都)が主催。16回目の今回は全国から1355件の応募があり、審査を経て12件が決勝に進出。4日に優勝、準優勝、特別賞、優秀賞が発表された。

 優秀賞を受賞したのは今年3月18日の献立。サトイモやダイコン、ニンジンなど野菜たっぷりの汁物や、特産のレンコン「五泉美人」を使ったサラダなど、地元野菜にこだわった。

 また、当時6年生だった児童が、五泉の魅力について考える授業の一環で、市内で栽培されているバラ科の「アロニア」に注目。佐久間教諭らと話し合い、とんかつにかけるソースとして献立に取り入れた。

 同校の給食でアロニアを使ったのは初めてで、調理員として働く鈴木美千代さん(54)は「調理後に甘みを足すなど、子どもたちがおいしく食べられるよう当日も味つけを調整した」と振り返った。

 受賞を知ったアロニア生産者も喜んでいる。出前授業をした桐生将文さん(33)は「給食での活用は新たな試み。他の学校でも取り入れてもらえたらうれしい」と期待を寄せる。

 この献立は来年1月、市内の小中学校で給食に並ぶ予定だ。佐久間教諭は「今後も五泉の豊かな食材を楽しく味わってもらえるよう、工夫を凝らしていきたい」とほほ笑んだ。