議案書などをペーパーレス化した柏崎市議会12月定例会議の産業建設委員会=14日、同市議会
議案書などをペーパーレス化した柏崎市議会12月定例会議の産業建設委員会=14日、同市議会

 新潟県柏崎市議会と柏崎市は開会中の12月定例会議から、100ページ未満の議案書や予算書、説明資料について、紙での配布を取りやめ、データ配布を原則とする運用を始めた。デジタル化の推進と、ペーパーレス化による経費削減が狙い。

 同市議会は2016年度、全議員にタブレット端末を配備。20年度に端末を更新し、20年9月定例会議からデータと紙で議案書などが配られていた。

 あらゆる分野でデジタル化が進む中、市議会の真貝維義議長が21年8月、議案書などのペーパーレス化の推進を議会運営委員会に諮問。議運は10月下旬にペーパーレス化を答申した。

 市議会からペーパーレス化の依頼を受けた市はデータ配布を決め、桜井雅浩市長ら市側も同様にペーパーレス化することにした。

 ただし、新年度予算書や決算書はページ数が多く、紙の方が照合が早いとし、これまで通りデータと紙での配布となる。また、監査委員意見書など製本資料は紙でも配布する。

 14日の12月定例会議産業建設委員会では、市議がタブレットを見詰め、議案や資料を確認していた。真貝議長は「今後も議会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進したい」と話した。

 市総務課によると、データ配布により、資料の印刷経費や人件費などで年間約135万円の経費削減を見込めるという。