最優秀賞を受賞した加茂農林高2年の松瀬剛洋さん=加茂市神明町2
最優秀賞を受賞した加茂農林高2年の松瀬剛洋さん=加茂市神明町2

 農業を学ぶ全国の高校生が学習成果を競う「第72回日本学校農業クラブ全国大会」の農業鑑定競技会「園芸」分野で、新潟県加茂市の加茂農林高2年の松瀬剛洋さん(17)が最優秀賞に輝いた。松瀬さんは「難しい問題で練習してきた結果が出て、うれしい」と喜びを語った。

 大会は「農業高校生の甲子園」と呼ばれ、鑑定競技会の他、農業の課題について述べる意見発表会などがある。今年は都道府県大会を突破した生徒約1400人が出場し、10月に兵庫県で開かれた。鑑定競技会の参加者は8分野計874人で、「園芸」には最多の223人が参加した。

 鑑定競技会は植物などの実物や写真を見ながら、40の設問に答えて得点を競う。松瀬さんは、種子を見て何の野菜か当てるなど植物や害虫の種類、肥料の成分などを正解し、見事最高点を取った。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、松瀬さんは初出場。休日も新潟市西区の自宅から学校に来て勉強し、他校の生徒との合同学習会では問題を考えて出し合うなどして、本番に備えてきた。松瀬さんは「練習してきた問題よりも難易度が低かったので、落ち着いて取り組めた」と振り返る。

 鑑定競技会全出場者の中で最高点を取ると、文部科学大臣賞が与えられる。松瀬さんは「来年は取りたい」と早くも意欲を燃やす。

 現在、田上町の放置竹林を活用した肥料作りを研究している。大学農学部への進学を目指しており、「将来は地域資源を生かして、まちを活性化したい。農業は若者に敬遠されがちだけど、農業の楽しさを発信し、身近に感じてもらえるような仕事をするのが夢」と希望を膨らませた。

 今大会で、同高では他に5人が優秀賞に選ばれた。