日生不動産グループに売却されることが分かったホテルオークラ新潟=20日、新潟市中央区
日生不動産グループに売却されることが分かったホテルオークラ新潟=20日、新潟市中央区

 日生不動産グループ(新潟市中央区)が、新潟市中央区川端町6にあるホテルオークラ新潟の土地・建物を取得することが20日、複数の関係者への取材で分かった。既に売買契約の手続きを進めている。新潟市のシンボル・萬代橋西詰めの好立地である同所では再開発の動きも取りざたされており、老舗ホテルの動向が注目される。

 ホテルオークラ新潟の前身「オークラホテル新潟」は、旧大倉観光が総工費約120億円をかけ1978年10月に開業。本県が旧大倉財閥を築いた大倉喜八郎の出身地という縁から、本格的な国際ホテルの立地を目指す県や市の要請に応える形で実現した。2001年に「ホテルオークラ」(東京)の系列に入り、同時に現ホテル名に変更した。

 建物は地上15階、地下1階で、延べ床面積は約2万7千平方メートル。レストランや宴会場などのほか、新潟市中心部の万代、古町エリアでは最大規模の客室数265室を保有する。

 ただ、施設は開業から40年余りで老朽化が進み、近年は新型コロナウイルス禍で宴会や宿泊需要が激減していた。

 日生不動産グループは、マンション開発や不動産販売・賃貸、宅地分譲などを幅広く手掛けている。複数の関係者によると、同グループに土地・建物を売却した後もホテルの経営は当面続ける見通しだという。

 土地・建物の売買契約についてホテルオークラ新潟は20日、「守秘義務契約があり現状では何も話せない」とし、日生不動産も「現時点でお話しできることはない」としている。

ホテルオークラ新潟 日生不動産への売却発表