
年始の参拝客に署名を呼びかける大沢昭一さん(右)と中村クニさん=1月2日、弥彦村の弥彦神社前
北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者の問題に取り組む民間団体「特定失踪者問題調査会」が10日、設立から20年を迎えた。調査会が活動する20年の間、家族も再会を願って懸命に訴えを続けてきた。新潟県出身の特定失踪者は、大沢孝司さんら6人。孝司さんの拉致被害者認定を求める兄昭一さん(86)は、「弟のことはもちろん、誰のことでもいいから少しでも事態が動いてほしい」と吐露する。
新潟県佐渡農地...
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