ホテルオークラ新潟
ホテルオークラ新潟

 ホテルオークラ新潟(新潟市中央区)は21日、同社が所有する新潟市中央区川端町6のホテルの土地・建物を、日生不動産グループで賃貸業の日生ホールディングス(同)に売却したと発表した。契約は20日付で売却額は非公表。施設の賃貸契約を結び、これまで通り同所で営業を続ける。

 ホテルは地上15階、地下1階で延べ床面積は約2万7千平方メートル。客室265室を備え、五つのレストラン、10カ所の宴会場などからなる。売却した敷地面積はホテルの立地部分と、隣接する駐車場を合わせて約7300平方メートル。ホテルオークラ新潟は、日生側に保有資産を売却した上で、定期建物賃貸借契約を結び「ホテルオークラ新潟」のまま営業を継続するという。賃貸借の期間は明らかにしていない。

 売却に踏み切った理由についてホテルオークラ新潟は、1978年の開業から40年余りがたつ施設の老朽化を踏まえ「建て替えや必要な改修も検討してきたが、多額の資金を自前でまかなうのは困難と判断した」と説明。新型コロナウイルス禍で業績が低迷する中、財務体質の健全化を図りながら、ホテル営業を継続する方策を模索。日生側から土地・建物取得の提案があり決断したという。「現状のまま、できる限り経営を続ける」として撤退の可能性は否定した。

 ホテルは繁華街の古町と万代地区をつなぐ萬代橋の西詰めの好立地。日生不動産グループは取得の理由を「ホテルオークラ新潟が残ることを前提に購入した。賃貸収入を得るためだ」と説明。今後の改修などは双方の協議の中で検討するとしているが、建て替えや再開発複合ビル建設については「現時点で想定はしていない。白紙状態」としている。

感染禍直撃 激戦地区での自前改修断念