灰色の生殖羽へ変化したトキ=21日、佐渡市(環境省提供)
灰色の生殖羽へ変化したトキ=21日、佐渡市(環境省提供)

 環境省は21日、新潟県佐渡市の野生下に生息するトキの羽が白から灰色の「生殖羽」に変わり始めたと発表した。同日までに2羽の変化を確認した。繁殖に向けた求愛期に入る見込みで、他の個体も3月までには羽色が変わる。

 トキは、繁殖期が近づくと、首回りからはがれ落ちる黒い物質を水浴び後に自分の体にこすりつけ、頭から背中にかけて羽が灰色になる。

 環境省佐渡自然保護官事務所によると、野生下では現在、484羽が生息している。羽色の変化は例年並み。澤栗浩明・首席自然保護官は「ペアの形成は150組ほどを見込んでいる。繁殖状況をしっかりとモニタリングしていきたい」と話した。