糸魚川大火から5年に合わせて企画された「いといがわミライト2021」=22日、糸魚川市
糸魚川大火から5年に合わせて企画された「いといがわミライト2021」=22日、糸魚川市

 糸魚川市中心部で147棟を焼いた糸魚川大火から5年となった22日夜、被災した糸魚川駅北地区では、拍子木とちょうちんを手にした子どもたちが住宅街を回って火の用心を呼び掛けた。復興イルミネーション「いといがわミライト2021」の点灯式もあり、住民らが復興の歩みとまちの未来に思いをはせた。

 糸魚川大火は2016年12月22日午前10時20分ごろ、同市大町1の飲食店から出火。強い南風にあおられ、古い木造建築密集地域を中心に燃え移り、全焼120棟、半焼5棟、部分焼22棟の被害を出し、約30時間後の翌23日午後4時半ごろ鎮火。145世帯260人、56事業所が被災した。

 イルミネーションは駅北地区の若者でつくる市民団体などが大火翌年から企画。午後6時、メイン会場の大町潮風市民公園に明かりがともると、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。

 公園の隣接地に店舗を再建した老舗料亭「鶴来家(つるぎや)」の青木資甫子(しほこ)専務(36)は「多くの支えに感謝した5年間だった。恩返しの思いを込めてまちのにぎわいに貢献したい」と点灯式を見守った。

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