今年最後の定例記者会見で1年を振り返った花角英世知事=22日、県庁
今年最後の定例記者会見で1年を振り返った花角英世知事=22日、県庁

 花角英世新潟県知事は22日、今年最後の定例記者会見で、1年を振り返り、「新型コロナウイルス対応がかなり大きな割合を占めた。ただ、東京五輪・パラリンピックが開かれて、本県関係の選手が大活躍し、明るい話題もあった」と話した。来年の目標を表す漢字1字には「進」を選び、「いろいろな物事が前に動いていく1年であってほしい」と願った。

 花角知事は昨年12月の会見で、今年の目標を漢字1字で「伸」としていた。知事はウイルス対応に追われたことを理由に「思いっきり手足を伸ばしていく1年にしたいと言っていたが、振り返るとそうはならなかった。前向きな部分がなかなかやれなかった1年だった」と残念がった。

 一方、「医療・検査体制の充実や、影響を受けた事業者の下支え、生活が非常に厳しい状況に陥った人への支援といった目配りも含めてやるべきことはやってきたと思う」と語った。

 来年の1字である「進」の理由については「ウイルス禍を乗り越える知見やワクチン、薬を社会が手に入れ、中長期でやれることをウイルスとうまく付き合いながらやっていける1年になればいい」と説明した。

 来年の知事選への出馬に向けて進むかを問われると「自分の中で気持ちの整理をしようとしているところだ」と述べるにとどめた。

 年明けからは、2022年度予算案の編成が本格化する。知事は、就任以来から訴える「防災・減災対策」「健康立県の実現」「起業・創業支援」「交流人口の拡大」に引き続き力点を置く考えを示した。

 このうち交流人口の拡大については「(ウイルス禍で)なかなか厳しい状況」と強調。観光の国内需要の喚起や、新潟空港の国際線再開に向けた準備などを進めるという。