新型コロナウイルス禍の収束や住民の安寧を願って披露された葎谷集落の岩戸舞=2日、長岡市葎谷
新型コロナウイルス禍の収束や住民の安寧を願って披露された葎谷集落の岩戸舞=2日、長岡市葎谷

 新潟県長岡市栃尾地域の葎谷(むぐらだに)集落に300年以上続く神楽「岩戸舞」が2日、地元の住民に披露された。神楽の保存会メンバーや伝承に取り組む小学生が威勢よく獅子舞を演じ、厄払いをした。

 葎谷の岩戸舞は江戸元禄年間、村松藩の殿様が長岡藩を訪れる道中で集落に寄った際の見せ物として始まったと伝わる。長岡市指定文化財でもある。

 新型コロナウイルス禍のため、毎年1月2日に家々を練り歩く習わしを昨年に続いて取りやめた。代わりに集落開発センターに住民を招き、ウイルス禍の収束などを願って披露した。

 保存会メンバーはおはやしの音に合わせ、2人一組で獅子を演じた。息の合った足さばきで一歩一歩を踏みしめ、勇ましく舞った。岩戸舞について学ぶ地元の上塩小児童は軽やかな動きで住民を楽しませた。

 昨年保存会に入ったばかりの渡邉学さん(33)は4年生の娘とそろって舞い手を務めた。学さんは「新年早々よい思い出ができた。ことしはいっぱい練習して師匠に並べるようにしたい」と話した。