世界大会で5位に入った長岡技術科学大学のロボット競技チーム=東京都大田区
世界大会で5位に入った長岡技術科学大学のロボット競技チーム=東京都大田区

 新潟県長岡市にある長岡技術科学大学のロボット競技チームが世界大会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」に初めて出場し、5位に入った。同時に技術賞を受賞した。メンバーは「世界のレベルは高かった。全員で手繰り寄せた結果を誇りに思っている」と振り返った。

 大会はABU(アジア太平洋放送連合)が主催。今年は新型コロナウイルス禍のため、中国を主会場に世界各地をオンラインで結び、12月中旬に実施した。

 11の国と地域の予選を勝ち抜いた21チームが出場し、八つの筒の中に20本の矢を入れる早さで競った。各チームは矢を発射する2台のロボットを操り、3分の間に、約1~7メートル先の筒を狙う。各地の会場をオンラインでつなぎ、順に競技に臨む形式で行われた。

 長岡技科大のチームは10月の国内予選「NHK学生ロボコン」で優勝し、初出場。高性能レーザーセンサーを積んだ2台を武器に、東京都内の会場から参加した。

 1回目はロボットが機敏な動きと正確な発射性能を発揮して49秒と好成績を収めた。しかし2回目は調整ミスが響き、2分42秒かかった。マレーシアやモンゴルのチームに及ばず、表彰台には届かなかったが、出場チーム中で唯一、2種類の軌道で矢を放てるロボットを作った技術力が評価され、技術賞を受賞した。

 チームのリーダー、4年の中嶋一登(かずと)さん(22)は「課題内容が多くて難しい大会だった。ベストは尽くしたが、優勝するにはロボットの力が足りなかった」と悔しさをにじませた。

 ウイルス禍でスポンサーが集まらず、チラシを作成して支援先の確保にも奔走した。中嶋さんは「応援してくださる方々の存在が励みになった」と感謝した。