オープンした松代棚田ハウスを内覧する関係者=十日町市松代
オープンした松代棚田ハウスを内覧する関係者=十日町市松代

 新潟県十日町市松代でテレワーク環境を整備した宿泊施設「松代棚田ハウス」がオープンした。松代青少年研修センターだった建物を改修し、全館に無料Wi-Fi(ワイファイ)を入れ、棚田の景色を眺めながら作業できる部屋などを備える。手頃な価格設定で、学生らの合宿や観光客のニーズに応えたい考えだ。

 建物は元々、松代中学校の冬季寄宿舎として1978年に建設。2000年に改装し、研修センターとして使っていたが、利用減に伴い19年に廃止された。一方、観光交流施設として活用を求める地域の声に応え、市の財源や国の交付金を用い、総工費約1億6500万円をかけて改修した。

 客室は洋室18室、和室1室で、収容人数は計76人。各部屋には除菌機能付きエアコンを設置し、棚田の景色が一望できる「棚田ルーム」や食堂、浴室、コインランドリーもある。

 昨年末のオープニングセレモニーには関口芳史市長ら関係者が出席。テープカットをした後、関口市長は「市内には宿泊施設が足りないという課題があった。感染収束後は多くの海外の方も宿泊し、棚田や大地の芸術祭の作品を満喫してくれると思う」とあいさつした。

 施設は一般社団法人里山プロジェクトが運営する。23年度以降は指定管理者制度を導入する方向だ。

 利用料金は1泊2食付きで、中学生以上7千円、小学生以下5600円。中学・高校・大学単位や協定自治体は6300円。3月末までは8人以上のグループや団体のみ利用できる。問い合わせは市松代支所地域振興課、025(597)2220。