国が大量の在庫を抱え、配布希望を募っている「アベノマスク」について、新潟県内で引き取る意向を示している自治体が相次いでいる。6日現在、8市町村が譲渡希望で、災害時の備蓄品や希望者への配布などを予定している。国は各地の希望を取りまとめ、1月中旬以降に順次配布する方針。

 希望しているのは新発田、阿賀野、胎内、柏崎、南魚沼、小千谷、出雲崎、刈羽の各市町村。希望枚数は阿賀野市が5万枚と最多。柏崎市は数千枚、胎内市は2200枚、南魚沼市、小千谷市は各2千枚、刈羽村は500枚。新発田市、出雲崎町は未定としている。

 阿賀野市や柏崎市の担当者などは「災害時には備蓄している不織布マスクが足りなくなることも想定される。災害時の市民ニーズに備える」などと説明した。

 アベノマスクは布製で一般的な不織布よりフィルターの効果が薄いとされる。新発田市の二階堂馨市長は「新型ウイルス対策での利用は考えていない」とし、感染収束後に市内の料理教室などで使うことも検討している。

 南魚沼市秘書広報課は「アベノマスクを希望する市民の問い合わせが少数あったため、引き取りを申請した」としている。刈羽村は、村内の福祉施設の要望を受け国に申請した。