加茂湖で水揚げされた養殖カキをむく作業=11日、佐渡市秋津
加茂湖で水揚げされた養殖カキをむく作業=11日、佐渡市秋津

 新潟県佐渡市の加茂湖で冬の味覚、養殖カキの水揚げが最盛期を迎えている。湖沿いのカキ小屋では11日、近所の主婦らが手際よく水揚げされたカキをむき、袋詰めをしていた。

 加茂湖の養殖カキは通常2、3年かかる出荷までの期間が約1年と短く、他のカキに比べ、風味や香りが強く濃厚な味わいが特徴。湖面に設置された約400台のいかだに、例年3、4月にカキの稚貝の付いたロープを取り付け、10月から翌年5月ごろまで水揚げが続く。

 約80人が加入する加茂湖漁業協同組合ではこの時期、むき身で1日約500キロ水揚げし、新潟市を中心に県内外に出荷している。

 11日朝から漁に出た伊藤勇一さん(73)は、いかだに取り付けたロープを専用の機械で巻き上げカキを取り外していった。伊藤さんは「年々カキの品質が良くなってきている。今年の出来は最高。ぜひ食べてもらいたい」と太鼓判を押す。

 長年、カキをむく作業をしている70代の女性は「鍋やバター焼き、グラタンなど加茂湖のカキはどう食べてもおいしい」と笑顔で話した。