新潟県内での新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い、地域内での感染症の流行度を示す本県の人口10万人当たりの感染者数が急激に増加している。直近1週間(1月7~13日)は34・18人で、山口県がまん延防止等重点措置を適用するよう政府に要請した6日時点の35・62人(昨年12月31日~1月6日)に迫る水準。本県の感染拡大状況の深刻さが浮かび上がった。

 山口県がまん延防止を要請したのと同時期(昨年12月31日~1月6日)の本県の10万人当たり感染者数は3・68人。1週間で10倍近い数字に跳ね上がったことになる。

 他県における10万人当たりの感染者数を、データがそろっている1月7~13日の直近1週間で見ると、まん延防止が適用された3県の状況が突出。沖縄県は661・75人、広島県は155・25人、山口県は85・27人となっている。隣県では群馬県が45・33人、長野県が44・20人と高水準になっている=図参照=。

 本県の場合、14日に確認された県内の感染者数200人を加えた直近1週間(1月8~14日)で計算し直すと、40・16人とまん延防止要請時の山口県を超える水準となっている。

 県福祉保健部の松本晴樹部長は「全国と比較すると新潟県の増加率は真ん中ぐらいの状況だが、新潟市で特に急速な増え方をしている」と説明。潜伏期間が短い可能性が指摘されているオミクロン株は、1人から他者にうつる感染のサイクルも速くなっているとして、感染者が所属する学校や職場であっという間に広がる点に警戒が必要だとした。

 10万人当たりの感染者数は、共同通信の集計と昨年12月1日時点の推計人口を基に計算した。