大学入学共通テストを終え、友人らと帰宅する受験生=16日、新潟市西区の新潟大五十嵐キャンパス
大学入学共通テストを終え、友人らと帰宅する受験生=16日、新潟市西区の新潟大五十嵐キャンパス

 大学入学共通テストは16日、全国の会場で2日目の試験が実施され、県内15会場ではおおむね順調に日程を終えた。新型コロナウイルスの影響を受けながら勉強に励み、志望校への最初の関門を越えた受験生たちは、ほっとした表情を浮かべる一方、次の試験に気を引き締めた。

 理科と数学の試験が行われ、生活に身近なテーマを題材に考察する設問が随所に盛り込まれた。出願者のうち、「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」を受験したのは68・3%の36万2350人だった。理科の専門4科目は40・9%の21万6972人だった。

 新潟大(新潟市西区)など県内の各会場では、最終科目を終えた受験生たちが足早に家へ向かった。

 新潟南高3年生(18)は「試験直前に感染が拡大し学校に行かなかったので、勉強のモチベーションを保つのが難しかった」とウイルス禍の影響を口にしつつ、「ひとまず無事に終えられてほっとした」と表情を緩めた。国際情報高3年生(18)も「昼食時間も友人と話せずストレスだったが、いつも通りできた。明日からまた頑張るが、今日はゆっくりしたい」と話した。

 千葉県の国公立大を目指す直江津中等教育学校6年生(18)は「自宅から千葉まで車で行き、大学近くの祖母の家に泊まる」と話し、公共交通機関やホテルを避け、2次試験までの感染防止に努めるという。

 15日には、東大の前で受験生が切り付けられる事件が起きた。日本文理高3年生(18)は「ニュースで見て怖かった。そんなトラブルが起きないでほしいと思いながら来た」と打ち明けた。県内の会場でも、巡回を強化したり、本人確認を徹底したりといった対策を取った。

 県内では大きなトラブルはなかったが、新潟大では事前説明などに時間がかかり、1教室で開始時間を2分繰り下げた。

 本試験の平均点の中間発表は19日、得点調整の有無の発表は21日。体調不良者や感染者らを対象とする追試験は29、30日。本試験、追試験のいずれも受験できなかった感染者らへの救済策として、文部科学省は国公立大2次試験などの個別試験のみで判定するよう各大学に要請した。