「アマビエ」やトラなどを模した、色鮮やかなちんころ=上越市吉川区
「アマビエ」やトラなどを模した、色鮮やかなちんころ=上越市吉川区

 小正月の縁起物として親しまれている細工菓子「ちんころ」が、新潟県上越市吉川区の「小浜屋菓子店」で販売されている。新型コロナウイルスの収束を願い、疫病を治めるといわれる妖怪「アマビエ」などのちんころが店頭を彩っている。

 区内では昭和30年代まで小正月に「ちんころ市」が開かれていたという。技術を継承した4代目店主の中村崇さん(61)ら家族が作り続けている。ちんころは食紅を混ぜた米粉の生地で作り、ウイルス禍を受けて昨季からアマビエを加えた。

 アマビエのほか、干支(えと)のトラ、ウサギ、鳥、犬の5種類で、セットで販売。飾っておく間に、ひびが多くできるほど縁起がいいとされる。

 年明け以降、県内もウイルス感染者が急増している。店主の妻の美津江さん(56)は「今年はアマビエを作らずにいたいと思っていたが、感染が広がっている。ちんころに早く収束してほしいと願いを託しました」と話した。

 1セット1300円(税込み)。販売は20日ごろまで。店頭のほか、送料別途で発送にも応じる。問い合わせは同店、025(548)2020。