緊迫した戦いが繰り広げられた半能「船弁慶」を見つめる小学生ら=16日、新潟市中央区
緊迫した戦いが繰り広げられた半能「船弁慶」を見つめる小学生ら=16日、新潟市中央区

 小学生が能楽に親しむ「さわってみよう 能の世界」が16日、新潟市中央区の市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の能楽堂で開かれた。市内外から参加した親子57人が能の楽器の響きに耳を傾け、能の鑑賞を通じて、古典芸能の世界に触れた。

 能や狂言の魅力を知ってもらおうと、市芸術文化振興財団が毎年開催している。楽器体験や舞台上で能の動きのワークショップを行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大による県独自の警報発令を受け、能楽堂観客席での座学に変更した。

 シテ方宝生流の朝倉俊樹さんが、笛や小鼓、大鼓などの楽器の特徴を説明。「大鼓は皮を火鉢であぶり、水分を抜いて甲高い音を出している」と紹介した。

 プロの能楽師による実演もあり、参加者は、源義経と弁慶が平知盛の亡霊を退治する半能「船弁慶」を鑑賞。新潟市中央区の小学1年生の児童(7)は「義経と知盛のなぎなたでの戦いが気に入った。来年も参加して、笛と大鼓をやってみたい」とほほ笑んだ。