天皇、皇后両陛下、皇族方が出席されて行われた「歌会始の儀」=18日、宮殿・松の間
天皇、皇后両陛下、皇族方が出席されて行われた「歌会始の儀」=18日、宮殿・松の間
難波來士さん
神保ひなたさん

 新春恒例の「歌会始の儀」が18日、皇居・宮殿「松の間」で開かれた。題は「窓」で、天皇、皇后両陛下や皇族、一般の入選者10人らの歌が独特の節回しで披露された。

 今回最年少で入選した東京学館新潟高1年の難波來士(らいと)さん(16)=新潟県加茂市=の歌、「窓の外見たつて答へはわからない少し心が自由になれる」は、国語の授業中に問いの答えに悩み窓の外を眺めた時に思ったことを詠んだ。「窓の外を見たら心が楽になった。これからも広い視野で物事を考えたいという気持ちも込めた」と話す。

 体調不良のため皇居には行けず、儀式はテレビで視聴した。天皇陛下ら皇族方をはじめ、全国に自分の歌が披露されたことを喜ぶ。「改めて入選がすごいことだと実感できた。また頑張りたい」と次を見据えた。

 佳作には、本県から同高1年の神保ひなたさん(16)=新潟市西区=の「雨続く教室の窓水滴が一つになつて加速して行く」が選ばれた。感染禍での不安な気持ちと雨の日の窓が重なった心模様を詠んだ。

 神保さんは「加速して行く、という部分に自分も前に進んで頑張っていこうという思いを込めた。歌会始に憧れていたので信じられない気持ち」と、学校を通じてコメントを寄せた。