
押切駅で立ち往生する急行越路=1963年1月24日
106時間超。1963年の「38豪雪」で「日本鉄道史上最大級の遅延」となった新潟発上野行き急行「越路」が上野駅のホームに着いた日から、28日で60年になった。鉄道史に残る関係者の苦闘や当時の状況を広く伝えようと、江戸川大学(千葉県)の社会学部教授、崎本武志さん(55)が本にまとめる準備を進めている。
多くの乗客を乗せた急行越路は60年前の1月23日夕方に新潟を出発。上越線を経由し、その日のうちに...
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