本県へのまん延防止等重点措置の適用が決まったことを受け、一層の警戒を呼び掛ける紫色にライトアップされたデンカビッグスワンスタジアム。紫色の明かりがともるのは、県独自の「特別警報」が全県に発令されていた昨年9月以来=19日、新潟市中央区
本県へのまん延防止等重点措置の適用が決まったことを受け、一層の警戒を呼び掛ける紫色にライトアップされたデンカビッグスワンスタジアム。紫色の明かりがともるのは、県独自の「特別警報」が全県に発令されていた昨年9月以来=19日、新潟市中央区

 新潟県内の新型コロナウイルスの感染が急拡大を続けている。19日は1日当たりの感染者数が過去最多の440人を記録。県は新潟市を中心に医療機関への受診や検査ができていない潜在的な感染者が多数いるとし、「まん延防止等重点措置」によって感染への歯止めをかけたい考えだ。

 県によると、12~18日の人口10万人当たりの新規感染者数は71・9人、感染経路不明割合は38・8%だった。11~17日の1週間で行った調査では、感染経路不明率は新潟市で54・1%、長岡保健所管内で46・6%と都市部を中心に高い割合となった。

 また、成人式直後の11~14日に判明した感染者計887人の行動や感染原因を県が分析したところ、帰省や県外往来者との接触などの「県外往来」が133人で最も多かった。職場の新年会などの「飲食・飲み会」が80人、県外遠征や県内の交流試合など「部活動」が63人、初詣や同窓会などの「イベント」が40人と続いた。

 県などによると、県内では感染者集団(クラスター)が19日時点で16件存在している。今後懸念される医療現場の逼迫(ひっぱく)を避けるため、県は国の方針に基づき、県民への重点措置時の要請内容を決定した=表参照=。

 現在のペースで新規感染者数が増え続ければ、感染経路が追い切れない事態が懸念される。県福祉保健部の松本晴樹部長は「新潟市は特に感染経路不明率、検査の陽性率が共に高い。発表する数以上の陽性者がいると考え、症状がある人は自己隔離などの措置をとってもらいたい」と呼び掛けた。