災害時の迅速な被災者支援に向け、新潟日報社と新潟日報会(NIC新潟日報販売店グループ)は31日、ブルボン(新潟県柏崎市)と「緊急支援に関する協定」を締結した。災害時に3者が協力し、被災地の住民に水や食料などの支援物資を無償で提供する。
近年、地震や水害などの災害が頻発していることから、新潟日報社と、県内に183の販売店網を有する新潟日報会、災害時の水や食料の備蓄に力を入れるブルボンが連携し、災害に強い地域づくりを進める。
協定は、災害時に新潟日報社が販売店を通じて被災状況を確認し、ブルボンに支援を要請。ブルボンは自社の飲用水や菓子などを現地に配送する。物資は販売店が拠点となり、被災者に届ける。
新潟市中央区の新潟日報メディアシップで行われた締結式では、新潟日報社の佐藤明社長、新潟日報会の木戸信輔会長、ブルボンの吉田康社長が協定書に署名した。佐藤社長は「地域に立脚した3者が対応するのは意義がある。災害時には一体となり、必要な所に物資をきめ細かく提供したい」と話した。