
県北豪雨の被害を受けた小岩内集落。撤去された自宅跡を住民が見つめていた=2日、村上市
8月に新潟県を襲った県北豪雨から3日で半年。土石流で大きな被害を受け、今も全36世帯への避難指示が続く村上市神林地区の小岩内(こいわうち)集落では復旧作業が続き、全壊と判定された住宅などの撤去がほぼ完了した。2日、姿が変わったふるさとを住民が訪れていた。更地になった自宅跡を見てつぶやいた。「家はなくなってしまった。でもやっぱり戻りたい」
(新発田総局・宮沢麻子)
雪が降る小岩内集落では、大沢川周辺...
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