保険料名目で現金250万円と電子マネー140万円分の計390万円をだまし取られたとして、新潟県長岡市の60代男性が16日までに、長岡署に被害を届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。
長岡署によると、男性の携帯電話に1日、知らない男から電話があり、「あなたの携帯電話からウイルスが発生し、多くの人が被害にあった」などと言われ、裁判に備えた保険料を請求された。電子マネーカード140万円分を4回に分けて購入し、ID番号を電話で男に伝えた。
さらに内閣府職員を名乗る男からの電話で現金250万円を要求され、6日に宅配便で指定された住所に現金を送った。
その後も金を要求する電話が続き、詐欺を疑って同署に届け出た。