新潟県が15日に発表した中期財政収支見通しで、2023年度の県当初予算案は2年連続で県が自由に使える一般財源の収支均衡を達成する見込みとなった。県が策定した「行財政改革行動計画」によって近年の収支は大きく改善し、「一つの節目」(花角英世知事)に到達した。ただ、先行きに不安は残る。今後訪れる借金返済の山を越えられるとする想定は、積み立てた県債管理基金(公債費調整分)の全額を吐き出すのが前提となる。...

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