雪国・新潟を代表する冬のイベント「十日町雪まつり」が18日、3年ぶりに十日町市で開かれた。1950年に始まり、今回で74回目。2020年の少雪による規模・日程の縮小に続き新型ウイルス禍による2度の中止を経て、市民参加型の「新たな雪まつり」は今回が実質的なスタートとなった。ステージショーなどかつての派手なイベントから衣替えし、基本コンセプトは「雪を友とし、雪を楽しむ」。各会場で雪像展示や雪遊び、飲食コーナーが設けられたほか、体験イベントなど初めての企画も盛りだくさん。市民らは十日町の冬を多彩なかたちで満喫した。多くの人でにぎわい、祭りムード一色に染まった一日を写真で振り返る。
◆火花散らす竜虎
「雪の芸術作品(雪像)展」の芸術部門で、最高賞の県知事賞に輝いた雪像「竜虎相搏〜リュウコアイウツ〜」(北新会with新田イベント研究所制作)。牙をむいた竜虎の形相と壮大なスケールの立体美が見物客の心を圧倒した=十日町市中条己
