パソコンの修理費名目で電子マネー55万円分をだまし取られたとして、新潟県魚沼市内の80代男性が21日、新潟県警小出署に被害届を提出した。小出署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 小出署によると17日午後1時半ごろ、男性がパソコンを操作中に画面がウイルス感染したかのように切り替わった。表示された電話番号にかけると片言の日本語を話す男が対応し、指示通り操作したところ画面は戻ったが、「修理費が必要。コンビニで電子マネーを買ってください」と言われた。男性は複数のコンビニで計55万円分を購入し、パソコンにカード番号を入力。さらに買うように言われ、家族に相談して詐欺と気づいた。