
マリンピア日本海で飼育されていた雄のラッコ「クータン」(同館提供)
水族館の人気者「ラッコ」が消滅の危機にひんしている。現在、国内で飼育されているラッコ3匹はいずれも高齢のため繁殖が望めず、主な生息地である米国からの輸入も規制で途絶えているためだ。新潟市中央区の市水族館「マリンピア日本海」では2020年まで、愛らしい姿を見せていた。日本の水族館からラッコが姿を消す日が刻一刻と近づいている。
国内の水族館で飼育されているのは、鳥羽水族館(三重県)の雌の「メイ」(1...
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