
計器類の数値を読み取り、データ化して送信するインテグライのAIカメラ=長岡市
国産の新型主力ロケット「H3」の打ち上げが迫る鹿児島県の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センター。その一角で、人工知能(AI)を搭載した手のひらサイズのカメラが回っている。開発したのは、新潟県の長岡高専発のベンチャー企業、インテグライ(新潟県長岡市)だ。
カメラが設置されているのは、H3の小型エンジン用の燃料タンクを置く部屋の外側。ガラスを隔てた先にある温度計と湿度計にレンズが向けられ...
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