東京高裁が袴田事件の再審開始を認める決定をしたことを受け、新潟県弁護士会(齋藤貴介会長)は14日、検察に特別抗告の断念と速やかな再審裁判移行を求め、政府や国会には再審法改正を要望する会長声明を発表した。

 声明は、東京高裁の13日の決定を「常識的感覚に合致し、当然の判断」と評価した。2014年に静岡地裁が再審を認める決定を出してから9年近く裁判が始まらない現状を「再審の重い扉がようやく開いても、検...

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