三者通話の訓練をする県警の通信指令係。外国人のバックカントリーの遭難を想定し、指定通訳官との連携などを確認した=2月、県警本部
三者通話の訓練をする県警の通信指令係。外国人のバックカントリーの遭難を想定し、指定通訳官との連携などを確認した=2月、県警本部

 インバウンド(訪日客)の回復を見据え、新潟県警が外国人からの110番通報への対応を磨いている。通報者、県警の通信指令係、通訳を同時につなぐ「三者通話」が、今冬相次いだ外国人のバックカントリー遭難でも活用された。運用は14日時点で10件と既に昨年1年間の数を上回った。先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の財務相・中央銀行総裁会議を控え、県警は通信指令係と通訳の連携強化や技能向上のため、訓練を重ね...

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