開幕に向け設営された木下大サーカスの大テント=17日、新潟市中央区
開幕に向け設営された木下大サーカスの大テント=17日、新潟市中央区

 木下大サーカス新潟公演(新潟日報社主催)が25日に開幕するのを前に、会場となる新潟市中央区長潟の新潟県スポーツ公園第4駐車場で17日、大テントの設営作業が行われた。同サーカスのシンボルで、鮮やかな赤色に白い流線形の模様が入ったテントが姿を現し、開幕に向けムードが高まっている。

 テントは2021年に新調したイタリア製で、高さ約20メートルの楕円(だえん)形。2千人ほどを収容できる。この日は団員ら約80人が作業し、テントの生地を洗ったり、テントを支える鉄柱を立てたりした後、生地を引っ張るワイヤをモーターで持ち上げた。

 今後、テント内部に客席や、オートバイショーで使う金属製の球体などの舞台装置を設置。来週半ばごろまでに、テント外の売店や飲食コーナーなども整備し、会場全体が完成する見通しだ。

 木下サーカス(岡山市)の木下唯志社長は「団員も10年ぶりの新潟公演を楽しみしている。さらに磨きがかかったパフォーマンスや演出を楽しんでもらえるよう頑張りたい」と話した。

 新潟公演は6月19日まで。