新潟県音楽コンクールの歴代受賞者らによる「音コン・チアフルコンサート」が19日、新潟市中央区の市民芸術文化会館で開かれた。声楽やピアノなど春の訪れを感じる豊かな演奏に、約1200人が聴き入った。
「春祭」と題して新潟日報社が主催し、約30人が出演した。演目は春にちなんだ16曲で、弦楽アンサンブルとオーボエなどとのピアノ協奏曲や木管五重奏などが披露された。
フィナーレを飾ったのは、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の1曲「すべての山に登れ」。新潟市ジュニア合唱団とバリトンの塙康平さんら声楽メンバーが共演し、会場から盛大な拍手が送られた。
声楽を学んでいる新潟市西区の女性(18)は「『オペラ座の怪人』が印象的だった。アンサンブルが多く、1人じゃできない音楽の楽しさが伝わった」と話した。