野生下で今季最初の抱卵が確認されたトキ=3月24日、佐渡市(環境省提供)
野生下で今季最初の抱卵が確認されたトキ=3月24日、佐渡市(環境省提供)

 環境省は24日、新潟県佐渡市の野生下で今季最初のトキの抱卵を確認したと発表した。有精卵の場合、4月下旬にもひなが生まれる見込み。

 抱卵が確認されたのは、佐渡市相川地区で営巣する8歳雄と年齢不明の雌のペア。24日朝、1羽が卵を温めるように巣に座り込む姿が確認され、抱卵と判断した。

 環境省佐渡自然保護官事務所によると、佐渡市の野生下で、抱卵したペアのほか、6組の営巣が確認されている。