介護保険料の返金名目で8万5千円をだまし取られたとして、新潟県十日町市内の60代の女性が3月28日までに十日町署へ届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。
十日町署によると、女性宅に3月23日、市役所職員を名乗る男から電話があり、「介護保険料をもらい過ぎた。返金を受けるには金融機関へ行く必要がある。金融機関の者から連絡がある」などと言われた。その後、女性の携帯電話に連絡があり、女性は指示を受けながら市内の金融機関のATMを操作、現金8万5千円を他人名義の口座に振り込んだ。
家族に相談したところ詐欺を疑われ、被害に気付いた。