平日朝の直江津駅。上越市高田地区に集中する高校に通うため、大勢の生徒らが乗り換える=上越市
平日朝の直江津駅。上越市高田地区に集中する高校に通うため、大勢の生徒らが乗り換える=上越市

 新潟県議選(4月9日投開票)では、地域の公共交通の在り方も注目されている。新潟県が出資する第三セクター鉄道の北越急行(南魚沼市)、えちごトキめき鉄道(上越市)がともに走る上越市では、厳しさを増すローカル鉄道の将来像を巡る議論が期待されている。

 「燃料費が上がっているし、鉄道会社は経営が厳しい。仕方がないとは思うけれど…」。上越市安塚区の自営業の男性(52)は、ため息をつく。長女の通学定期券代は半...

残り1013文字(全文:1214文字)